複視は辛い 17
<複視の事例 4>
私の知人の薬剤師さん(いきつけの薬局)に、外眼筋と薬に関連することを訊いてみました。
「震えをおさえる薬と風邪薬には、両方に鎮痛消炎剤が入っている可能性があります。重複すると作用が強すぎて一時的な麻痺を起す可能性が考えられます。その時に、体調不良やストレスが加わると、よりその可能性が強くなります」。
E様の眼筋麻痺の原因が薬の重複と断定できたわけではありませんが、その確率は90%ぐらいでしょうね。
E様も「それしか考えられません」とおっしゃっていました。
薬剤師さんは「こういう薬が原因の麻痺は、2、3ヶ月続くことがあります」と云っていましたが、今回は短期間で改善することができました。
これは、「プリズム眼鏡」の効果もあったと考えられます。
・プリズム眼鏡で、複視が解消できることがわかった。
・実際に複視が解消された。
・プリズム眼鏡で、眼位を整えた。
心理的にも身体的にもプラス要素になったはずです。
もし、E様が複視のまま2、3週間過ごされていたら、どうなっていたか。
その間、仕事も正常にできません。車の運転もできません。歩行も困難になります。
精神的に参ってしまいます。
また、半年ぐらいすると、抑制が起こる恐れもあります。
抑制が起きると、複視はなくなるのですが、人間の眼にとって大切な両眼視ができなくなります。
こちらをご覧ください→「抑制」
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