複視は辛い 15
<複視の事例 4>
1週間後、
コの字検査、十字検査、時計テスト、個視点付十字検査、カラーテスト、すべて正常値(斜位がない状態)になっています。
近見眼位も正常です。(2.5m検査では、やや斜位が検出されました)
ほぼ、2週間で眼球運動障害が完治しました。
この時点で、E様から「そういえば、ズレ発生の3日前から強い風邪薬を飲んでいました。それが原因かも」とおっしゃいました。
「あ、それそれ、それが原因の可能性が高いです!」
震えを止める薬との併用で、副作用も当然強くなりますから。
再度、屈折度数も検査しました。
「両眼開放屈折検査」での基本度数は、
R S-1.25D C-0.50D Ax85
L Sー1.50D C-0.25D Ax85
でした。
屈折と眼位も連動していますから、眼位の変化によって屈折も変化していました。
この度数で、メガネを作り直すことにしました。
そして、また1週間後、
「日に日に、良くなっている感じがありました」とE様。
この時点でも眼位の確認をしてみますと、まったく問題ありません。
眼球運動も正常です。
めでたし、めでたし(^^♪
調製したプリズム入りレンズ(右レンズ)
ベースアウトプリズムとベースアッププリズムが入っています。
かなり厚いレンズになります。
加工もやや難しくなります。
プリズムなしレンズ
上の写真と同じ度数で、プリズムなしレンズでこれだけ薄く軽くなります。
今回、プリズムなしレンズで調製することができました。
よかった、よかった(^^♪
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