複視は辛い 29
<複視の事例 8>
50代のH様
10日前に突然複視になり、眼科を受診しました。
眼科は「2週間ぐらい様子を見ましょう」ということでしたが、仕事に困るので、今すぐなんとかしたいです。
とご来店されました。
複視では具合が悪いので、片眼に眼帯をされていました。
5mでの基本度数は
R 1.0×Sー2.50D C-1.50D Ax70
L 1.0×Sー2.50D C-0.75D Ax120
眼位(視軸の向き)は、大きな内斜位がありました。
内斜位量は、25△~30△B.O.
これでは、融像が困難で複視になるはずです。
さて、突然に複視になった場合、一過性のことも予想できます。
メガネを調製したとしても、短期間に眼位が大きく変動する可能性もあります。
そのことはH様に十分ご説明をしました。
「それでもかまいません」ということで、メガネを調製することになりました。
複視を解消するには、適切なプリズム矯正が必要になります。
しかし、問題点が。
レンズで付けられるプリズム量では、H様の複視は解消できません。
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