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「Selecta」入荷しました。
1950年代にベルリンからニューヨークへと移り住んだアイウェアデザイナー、”ジョージ・E・コッホ”によってスタートしたヴィンテージアイウェアブランド。
ニューヨークに50年代から90年代にかけて、世界的に活躍していたベルリンからの移民、”ジョージ・E・コッホ”によってスタートした、
ヴィンテージアイウェアブランド。
『TRUE VINTAGE』
古き良き時代のニューヨークの影響を強く受け、その個性的な佇まいを忠実に表現した『TRUE VINTAGE』コレクション。今でも世界中のヴィンテージファンに愛されている
武骨でシンプルないます。
『NEW & OLD』
独自のクラシック、ヴィンテージ感を継承しながら、現代風にアップデートした『New & Old』コレクション。
最新のテクノロジーを駆使し、流行のデザインソースをプラスすることで、”Selecta”に新しい息吹をもたらしました。
(メーカーHPより)
<お知らせ>
3月18日(土)の閉店時間を
「午後5時」とさせていただきます。
「ゴムまりのように、柔らかく、しなやかで、しかもチタン合金よりも腰が強い」そんな不思議な合金を用いたフレームです。
やや小さいサイズが入荷しました。
日常用として、スポーツメガネとして掛けていただけます。
MADE IN JAPANにこだわっている、当店からのおすすめの純日本製品メガネ。
メガネサイズについて(←クリック)
<複視の事例 10>
今回、お話合いの結果、当店処方プリズム度数で調製することにしました。
今後、プリズム度数は大幅に変更することも予想されます。
その場合、お客様とのお話合いで、問題点は改善していきます。
なお、眼科処方プリズム度数 20△は間違っているわけでないので、誤解のないようにお願いします。その時点では20△が検出されて、病院内では「具合がよさそう」ということだったのでしょう。
「環境が変われば、プリズム度数(麻痺)も変化する」ことも日常よくあることです。
病院のような非日常的な環境よりも、「リラックスできる当店検査のほうがプリズム量が少なくなった」ことも考えられます。
複視の事例 10
80代のJ様
交通事故に遭い、長時間右眼が開かなかった。開いたときには複視になっていました。
とご来店されました。
眼科処方箋をご持参されていました。
右眼 膜プリズム 20△ 基底 70~80°
備考欄には、
右眼筋麻痺で上下方向に動きが障害されています。複視は顎の上げ下げで変わりますが、基底方向は上方から少し鼻側に回して、自覚的によい方向ではってください。
と書かれています。
それで、実際に20△フレネル膜テストレンズで、試していただきました。
まず、80°から 「ものが二つにみえます」とのこと。
75°では「これもダメ」
70°では「同じこと」
他の方向(基底)でも「複視です」とおっしゃいます。
さて、困りました。自覚的には20△では、よい方向がありません。
とりあえず、当店でプリズム度数の検査をしてみました。
備考欄にも書かれていたように、麻痺性の斜視は視方向によって、偏位量が異なることは珍しいことではないので、視線に配慮して検査をしました。
距離を変えての検査もしてみました。
不安定な要素もあると思いますので、検査方法も複数の検査を実施しました。
結果、 右眼10△~12△B.U. 5△~6△B.I.ぐらいの矯正で複視が解消されます。
では、どうするかです。
「複視が解消されるプリズム度数で作ったらいいのじゃないの!」と思われるかたも少なくないでしょう。
だけど、そうは簡単にはいかないのです。
病気ではない普通の大人のメガネ調製ならいざしらず、(それでも処方箋度数絶対厳守の店もあります)この場合、「麻痺性斜視」という病的なものが絡んできます。
今後、お客様と眼科との関係のこともありますし、処方箋通りに作らないと問題が起きる恐れが出てきます。
デザインforデザインではなく、デザインforユーザーという考え方を重視して微妙なディテールに細心の注意を払い、あくまでもフォルムを大切に飽きのこないスタイルを追求する。
顔の中央に納まるフレームP・D小さめサイズ設計のセミクラシックメタルフレーム。
マンレイタイプのブリッジ・Ⅱラインリム・割智・スリムなツメ智風テンプル等、 クラシカルな要素を取り入れながらも、彫刻模様を施さないことでクラシカル過ぎない仕上がりとしている。
マンレイタイプのブリッジは、クリングスを別パーツとすることでフィッティング機能を向上させており、バネ性を持たせたプレステンプルにより優れた装着感となっている。
レンズシェイプはクラウンパント。表面処理はメッキ強度に優れたゴールドのダイレクトメッキ並びにイオンプレーティングを使用。 よりクラシカルなイメージのリムカラータイプもラインナップしている。
パットは体温によって柔らかくなることで、形状が掛ける人の鼻にフィットし、 なおかつ40℃以下の温度で形状を保持する形状記憶樹脂を用いたものを採用している。(メーカーHPより)
<複視の事例 9>
内斜位は外斜位に比較して、問題が発生しやすい眼位です。
・眼精疲労
・物が時々に二重に見える
・遠近感が悪くなる
など。
内斜位を補正する役目である外直筋の作用は内直筋に比較して弱いからです。
脳は基本的に複視を避けようとしますが、頑張っても力の弱い外直筋は悲鳴をあげます。
その悲鳴は身体の悲鳴に繋がります。
そういう日頃の外眼筋の負担があるきっかけで、大きく爆発することもあります。
近視で内斜位のかたの場合、違和感などの問題で掛けづらいことも予想されますが、できるだけ適切に眼位を整えておくことをおすすめします。
また、子供の遠視も問題が起きやすい眼です。
遠方の視力がいいからといって、正視とは限りません。ご注意を。
<複視の事例 9>
I様は高校生ぐらいまでは視力は1.5~2.0あったとのことです。
だとすれば、もしかしたら遠視があったのではないでしょうか。
軽い遠視だったとすれば、視力には問題ないし、調節力が旺盛な10代のころは近業もそんなに不自由ありません。
しかし、遠視が原因の内斜位は存在していた。
やがて、10代の終わりごろに眼の屈折は近視に移行したが、遠視だったころの記憶を脳は保持したままになっている。
眼位は内斜位が残ったままになっていた。
推測ですが、これも「近視で内斜位」になる原因の一つでしょう。
眼(外眼筋)のメカニズムからすれば近視は外斜位になりやすいのですが、「近視で内斜位」は外傷的因子は別としてハッキリとした原因がわかりません。
内斜位は外斜位に比較して、問題が発生しやすい眼位です。
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