不正の温床
連日のように「〇〇不正」と新聞紙面をにぎわしています。
悪い制度、悪い仕組み、悪い体制、悪い体質は「不正」に繋がりやすくなります。
メガネ屋と眼科の関係
メガネ屋と眼科の関係も昔から癒着体質を引きずっています。
眼科が発行する、眼鏡処方箋に絡んで、「患者さんなどの紹介の見返りに、メガネ屋が眼科医に謝礼を渡す」いわゆるリベートとかキックバックというものです。
当然、このような利益供与的な関係は望ましくないわけですが、「当たり前感覚」ですから、昔から連綿と続いています。
「こんなことは、良くない。絶対にやめよう」という強い声は眼科医からも、眼鏡業界からも、ほとんど聞かれずに、今に至っています。
しかし、昔みたいにあからさまに指定店へ行かすやり方は影を潜め、最近の主流は、「無料保証のメガネ店」を紹介するという形になってきています。
これなら、大義名分は「度数はかわるかもしれないので、無料保証のメガネ店で・・・・」と言って、患者さんを特定のメガネ屋へいくように差し向けやすいわけです。
指定されたメガネ屋は、紹介された見返りに度数の変化があった場合はもちろんのこと、処方度数の具合が悪くて再処方をした場合など、理由の如何にかかわらず眼科医の言われるままにレンズの無料交換をします。
この行為は、形をかえたキックバックです。
そのキックバックはメガネユーザーに跳ね返ってきます。
それは「不正」・・・・。(-.-)
誤解のないようにお願いしたいのは、「眼科とメガネ屋が技術的な協力関係」になるのは、眼鏡ユーザーにとって好ましいことであり、全国にも良き関係で、眼科に接しているメガネ屋も少なからずいます。
良い関係は、眼鏡技術、医療技術の向上につながります。
当店も、時々、眼科から技術的な関係で、患者さんをご紹介いただくことがあります。
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