抑制の話 10
抑制への取り組み
抑制するということは、人間の持っている眼と脳の機能が失われます。抑制をしないように、
・遠見視力
・近見視力
・遠見眼位
・近見眼位
を常日頃から、確認しておくことが大切です。
屈折異常や眼位ズレ(斜位)があると、調節力と輻輳力のバランスが悪くなり、融像機能に負担がかかり、最終的には抑制をすることもあります。
特に、子供の「近見視力」に気をつけていないといけません。
近見視力が不良だと、学習能率が低下するなどの問題も生じ、弱視になる可能性もあるからです。
しかし、、近見視力不良は発見されづらいです。学校の視力検査が「遠見視力のみ」というの一つの要因です。
ご家庭でお子様の近見視力をしっかりとチェックしてください。
もし、お子様が
・本を読むときに、本に極端に目を近づける
・集中力がない
・目をこらしたり、目を細めて物を見ている
・いつもイライラしている
・文字が正しく書けない
・本の行を正しく追えない
などがありましたら、近見視力不良の疑いがあります。
当店の抑制に対する取り組みは、「抑制する前に、なんとかしたい」です。
それだけ、抑制を除去することは困難な場合が多いからです。
完全抑制して数年間過ごすと、抑制されたほうの目は、弱視にもなりやすく、弱視になれば抑制の除去はまず無理でしょう。
だけど、「弱い抑制」、「間歇性抑制」、「ある視距離では、両眼視できるかた」は、抑制を取り除く可能性があります。
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