「抑制除去訓練」事例3
メガネ調製半年後、定期検査に来店されました。
立体視が良くなっていました。抑制もなく眼位も安定するようになっていました。
「メガネを掛けることにより、視力も向上した感じがある」とおっしゃっていただけました。
良かったです(^u^)
近視矯正度数、プリズム度数、問題ないので、このままで使用してもらうことにしました。
ビジョントレーニングは、続けるようにお願いしました。
1年後、メガネを紛失されたとのことで来店されました。
今回、5mでの基本度数は
R S-4.00D C-0.25D Ax20
L Sー3.25D C-0.75D Ax180
でした。
やや、近視度数が進行していました。
成長期ですから、成長に伴う近視の進行は仕方ありません。
眼位検査では、前回矯正のプリズム度数でチェックしました。
すべての眼位検査で、抑制は検出されず、眼位も安定していました。
あきらかに、視機能は向上していました。
良かったです(^u^)
しかし、視機能トレーニングはしていなかったとのこと。
D様の場合、プリズム矯正で眼位が安定していたとしても、大きな眼位ズレがあるのには変わりありません。
眼位が不安定になる要素を含んでいる目ですから、またしっかりとトレーニングをするようにアドバイスをしました。
でも、D様に限らず、お子様にトレーニングをしていただくのは難しいです。
やはり、トレーニングは面倒ですし、親御様のご協力も限界がありますから。
私だって、子供のとき「虫歯になるから歯を磨け!」って言われても、面倒ですから、まともに歯を磨かず、歯医者にもなかなかいかなかったので、歯はボロボロになりました。
大人になって「親の言うことは聞いておくべきだった。歯は大事にしておくべきだった」と後悔しています。
目も成長期に高度な視機能を確立していないと、大人になって後悔することもあります。
D様には、引き続き視機能の大切さを訴えていきます。
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