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抑制の話 21

「抑制除去訓練」事例3

十字テストや、濃いカラーレンズ法などで、眼位検査をしますと、19△~20△で、なんとか両眼視が可能でした。
両眼視といっても眼位がそのプリズムで安定するということはなく、不安定でした。
抑制をしたり、しなかったり、まばたきをすれば、また眼位が変動したりします。

その抑制に関しては、抑制が深ければ深いほど除去は困難になるのですが、D様の場合、抑制の程度は深くない。

年齢、斜視の方向、偏位量、抑制の程度、眼位異常が発生してからの期間、など総合的に検討すれば、今ならなんとかプリズム矯正と視機能トレーニングで、「両眼視まで持っていく可能性があるのでは」と判断しました。

斜視の眼を正常な両眼視まで持っていくのは、さまざまな困難があることも考えられます。
しかし、このままの状態で放置しておくと、将来的にD様が眼のことで困るのは100%間違いありません。

この矯正できるギリギリのチャンスを、みすみす無難で単純な近視矯正だけで済ましていいものか。
それで、D様には出来うる限りのことをやってみようと決心しました。

 

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