近視で内斜位 19
事例 4
近見でのカバーテストでは外斜位でした。
外斜位量は、5△~6△B.I.
近見は遠見眼位が正常なかたでも、生理的外斜位が6△B.I.ぐらいあるのが普通です。
D様の場合も近見眼位は、正常範囲内といえるでしょう。
調節性輻輳(調節に伴う輻輳量)も正常範囲。
外斜位だけど、検査では内斜位になる。「外眼筋も神経支配されているのですよ」ということは事例3で書きました。
ということは、その逆もありうるわけです。
「本当は内斜位だけど、検査では外斜位になる」ということが。
D様の場合、子供時代に遠視がありました。
遠視の眼は絶えず眼の筋肉を使って調節をしている眼です。(未矯正の場合)遠くを見るときも調節しますし、近くものを見るときはもっと調節します。
それで、眼が疲れたり、肩がこったり、集中力がなくなったりなどの症状がでてきやすくなります。
« コンビネーションフレームの入荷です。 | トップページ | 近視で内斜位 20 »
コメント