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近視で内斜位 27

事例5

E様の場合は眼精疲労があり、立体視が不良でした。
内斜位の場合、ビジョントレーニング(視機能トレーニング)での効果は期待し辛いです。

眼位を整えるには「球面調整」、「プリズム矯正」の方法があります。

球面調整は近視度数を弱くする(プラス寄りにする)ことです。
弱くすることによって、近見での調節力が少なめですみ、それに連動する輻輳力(眼球を内側に寄せる力)も少なめになるので、内斜位には好都合です。

しかし、弱くするこにより遠見視力が犠牲になる場合があります。
学生様の場合、教室で離れた場所から黒板を見る必要がありますから、それではマズイことになりかねません。

「プリズム矯正もメリット、デメリットを考慮に入れて、ケースバイケースで考える」ということが原則です。

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