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失敗から学ぶ知恵 6

こんなときは、「あー、弱めの度数を選んでくれたよかったのに、そうすればこんなクレームはなかったのに」と思ったりします。
だけど、弱めの度数を選んでくれたとしても「見えん!」と怒られるかもしれません。

折り合いつける調整は難しいのですが、いつも私たちの説明不足を感じます。
もっと説明を上手に解りやすくキッチリとやっていればいいのですが、時間的余裕がない場合もあります。
検査だけでも、そこそこ時間をいただかないと丁寧な検査はできないのに、さらに説明時間をいただくのは、困難な場合も多いです。
また、説明すればするほどお客様を混乱させることもありますから、説明をキッチリやればいいというものでもありません。

耳で聞く説明は頭に入りづらいかたもいます。現に私もそうです。学生時代から耳から入れる情報を把握するのは苦手な方です。
それに、メガネ屋で非日常的な検査を受けつつ説明を理解するのも難しい点もあるのではないかと思います。
それで、文章にして説明書をつくっていきましたけど、これも長すぎたら読んでくれません。

それだけ、十人十色の人に合わせての説明は難しいです。

いずれにしても、失敗の経験はほぼすべて私の頭の中に入っています。
トラブルの経験はいつまでたってわすれません、トラウマになっている面もあります。
しかし、失敗を怖れて無難な度数ばかりをおすすめしていては、お客様のタメにもよくありません。
過去の失敗を活かして、過去の失敗を参考に、お客様に最適だと思われるアドバイスをして、上手にメガネ作りをしていきます。

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