乱視の自覚検査から基本度数を決定し、装用テストを経て、調製度数を選択します。この工程はお客様と当方との話し合い、委ねあいの作業になります。
「当店で調製するメガネは、お客様と浜田 清と久美の共同作業で作り、共同責任になります」
というのをしっかりと、意識していただきたいのです。
(自覚測定は、お客様本人がしている。測定者はその補佐をしているだけ。ということも言えます)
お客様にお願いしたいのは
一番目は
「お時間に余裕を持ってご来店ください」です。
時間的に余裕がない状態で検査に臨むのは、避けてください。
特に、
・老眼世代の40歳以上のかた
・眼精疲労のあるかた、
・時々、モノが二重に見えるかた
・首、、肩コリの強いかた
などのかたは、近見での丁寧な測定や、遠近両用の測定、詳しい眼位の検査も必要とする場合が多いので、十分に余裕を持ってご来店ください。
「えー、検査にこんなに時間がかかるとは思っていなかった」という、お客様のお声もよくお聞きしますので、これを一番にしました。
二番目は
「できるだけ体調や気分のいいときに、ご来店ください」です。
体調や気分が優れない時は、微妙な応答(判断)が上手にできないことも少なくありません。
それだけ、微妙な検査をしているということもあるのですが、体調の変化は自覚検査に影響があり、体調が悪い時に測定すれば信頼性の低いものになる恐れがあります。
二日酔いや、寝不足、強いストレスがあるときなどは、検査は避けたほうがいいです。
ただし、「できるだけ」と書きましたのは、体調が悪くなり眼の屈折度数が変化し、それでは不自由だからメガネを調製したい場合は、体調の悪い時でも検査するしかないですし、不眠症のかたなどは、常に寝不足状態ですから、その状態で検査します。
症状が改善されれば、屈折度数が変化することもありますが、それはそのときとお考えください。
「検査を受ける時間帯は、いつがいいでしょうか?」という、ご質問も時々いただきます。
このご質問には「起床直後とか食後直ぐとかは、できれば避けたほうがいいです。体調の安定している時間帯にご来店ください」とお答えしています。
なお、メガネの使用目的によりましては、時間帯をご検討ください。
たとえば、日中にご使用になる度付きサングラスをご希望でしたら、天気のいい日の日中にご来店ください。
主に、夕方夜間の車の運転に使用したい場合は、夕方以降にご来店ください。
三番目は
「しっかりと、ハッキリと見えた通りにお答えください」です。
自覚検査では、たとえば「Aのほうが見えますか、それともBのほうでしょうか、どちらも同じぐらいですか」という感じで、いろんな質問をさせていただきます。
それに対してお客様の的確なお答えがないと、検査はスムーズに運べません。
的確な答えといいましても、AとBがあきらかに見え方が違う場合は、キッパリとどちらかのお答えになるのですが、検査を詰めていくと、AかBか判別し辛くなってくるのです。
そのAとBが同じぐらいに見える点を探している検査の場合、AとBが同じぐらいと感じたら「ほぼ、同じです」としっかりとお答えをいただきたいのです。
「Aのようでもあり、Bのほうでもある。Aかな、いやまてよ、やはりB。いやいやA」とお答えいただくと、なかなか検査が先に進めません。
完璧にAとBは同じ見えかたになることは少ないので、「多少Aのほうがマシ」、「Bかな」でもいいのです。
お客様の口調などで、私が判断をしていきます。
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