近視について 47

何度も同じことを言いますが、

当店で眼位、屈折検査をし、メガネを調製した場合の責任は、「当店とお客様の共同責任」になります。

最終的に調製度数を決定するのはお客様です。

・慣れやすい無難な度数にする

・視機能が高くなる度数にする

・見やすい度数にする

などを選択していただきます。

 

もちろん、すべての面で良いほうがいいのですが、メガネの性質上どこかが良ければどこかが悪くなる面があります。

なので、度数選びも「どこを妥協するか・・・」の判断になります。

たとえば、斜位で視機能異常があり、眼精疲労のあるかたにはプリズム眼鏡をおすすめすることは少なくありません。

将来的なことも考慮に入れて、度数提示をしていきます。

プリズム眼鏡は視機能の向上、視力の向上、複視の解消などが期待できるのですが、違和感が発生することもあります。

その違和感は「掛け慣れる」ことによって気にならなくなるのですが、慣れる前に掛けることを断念するかたもおられます。

ウーン、残念!・・・・と思いますが、これもお客様の判断ですから仕方ありません。

なお、眼科発行の眼鏡処方箋でメガネを調製する場合、処方責任は眼科になります。

メガネ屋に処方責任はありません。(加工責任はあります)

眼鏡処方箋で調製したメガネのレンズを無料交換することは、メガネ屋が処方責任を取っているわけではありません。

あくまで商行為の一環として行っていることです。

メガネ屋が商行為を行うことはいいとして、眼科が商行為をしている特定のメガネ屋を指定することはオカシイです。

 

近視について 46

R S-7.00D C-2.50D Ax44

L S-7.50D C-1.00D Ax138

の度数から

R S-7.00D C-3.00D Ax37

L S-7.50D C-1.25D Ax160

の度数への変化。

大きな変化ではないのですが、左右で乱視度数が違い、斜乱視(斜め方向の乱視)。

これは、違和感を覚えやすいです。

違和感はクレームに繋がりやすいので、調製は慎重にならざるを得ません。

違和感の少なさを優先するのであれば、右眼の斜乱視は強めないほうがいいです。

しかし、私はC-3.00Dをご提案しました。

C-2.50Dでは視機能不良に繋がり、将来的に不具合が出てくる恐れがあるからです。

この乱視度数は、基本度数よりは2段階弱めていますが、前度数よりは2段階強くなっています。

将来的に遠近両用メガネを調製するとしても、乱視の適切な矯正に馴染んでいたほうが有利です。

その後・・・・・。

「掛けづらい」との訴えがありました。

新しいメガネに慣れるのには、時間も必要なので、そういうこともご説明し、メガネ全般のご説明を詳しくしたのですが、「意味がない。違和感の納得のいく説明をしてくれ」とおっしゃいます。

ウーン・・・・。違和感に関しては脳が関連してくるし、違和感がゼロのメガネは作れません。

そんな違和感の説明をしても納得してくれるでしょうか。「慣れる慣れないかはお客様次第です」って言っても納得してくれないでしょう・・・・。

人間の目も生きていますから、変化(老化)するのは当たり前です。

その当たり前のことを説明しても納得していただけません。

 

通常、新しいメガネに慣れづらい場合はレンズの交換をする方法があります。

この方法は「問題を先送りするだけの処置」ということも言えますが、とりあえずは慣れやすいメガネに変えることは可能です。

しかし結局、納得していただくことはできないので、メガネレンズ、メガネフレームを返品ということで対応させていただきました。

メガネ調製の最終的な度数判断、フレーム判断の決定はお客様です。

メガネは実際に試してみないと100%のことはわかりません。(具合がいいかどうか)

今回の失敗は、「違和感のあるメガネ」(違和感は改善できます)ではなく、「A様と息を合わせて、メガネを作ることができなかった」ということです。

 

 

当店のメガネは、お客様との共同作業で調製し、お客様との共同責任になります。

 

 

 

 

 

 

近視について 45

失敗 事例

50代のA様

ご持参メガネ度数は、

R (右眼) S-7.00D C-2.50D Ax44

L (左眼)S-7.50 C-1.00D Ax138

(Sは近視度数、Dは度数の単位、Cは乱視度数、Axは乱視軸)

 

5mでの両眼開放屈折検査での基本度数は、

R S-7.25D C-3.50D Ax37

L S-7.75D C-1.50D Ax160

眼位 外斜位 3△~5△BI

輻輳近点 正常

40歳代からのメガネ選び、

40歳代からは、調節力の衰えにより、一つのメガネで遠くも近くもハッキリ見えることは難しくります。

それで、「メガネタイプ」を選んでいただくことになります。

メガネは、メガネタイプによりましてそれぞれの特徴があり、それぞれ長所短所があります。

その中からお客様との共同作業で用途に合わせてメガネタイプ、メガネ度数を調製していくことになります。

遠方専用メガネ(遠近両用レンズではない単焦点レンズ)

近方専用メガネ(遠近両用レンズではない単焦点レンズ)

遠近両用メガネ(遠近両用累進レンズと、二重焦点レンズ)

中近両用メガネ(中近両用累進レンズと、二重焦点レンズ)

近々両用メガネ(近近両用累進レンズと、二重焦点レンズ) 

と、メガネにはタイプがありまして、それぞれに一長一短があります。

今回A様は遠方用単焦点レンズをご希望されました。

 

さて、単焦点レンズでの問題はA様の乱視度数です。

ご持参メガネの乱視度数は弱すぎます。

以前は、「無難な度数でいきましょう」ということで、乱視度数を弱めて作られたそうです。

しかし、この「無難な度数」というのは、問題を先送りにするデメリットもあります。

また、視機能低下に繋がる恐れもあります。

A様の眼位は「外斜位」があり、この外斜位の原因の一つに乱視の低矯正があります。

それで、眼位的、視機能的、将来的なことも考慮に入れて、

R S-7.00D C-3.00D Ax37

L S-7.50D C-1.25D Ax160

の度数をご提案しました。

そして、装用テストの結果、A様とのお話合いをへて上記の度数で作ることになりました。

しかし・・・・・。

近視について 44

近視度数の変化

決めつける」ということは、眼鏡技術者もやってはいけないことだと思います。

決めつけてしまえば、ユーザーの可能性をつぶすことになり兼ねないからです。将来的な視機能を考慮に入れて調製度数をご提案することは、リスクが大きくなる場合もあるのですが、それをしていかないと、マニュアル通りの調製しかできない眼鏡商人になります。 

決めつけていいのは「未来のことは、わからない」これは確実です。

メガネもやってみないと100%のことは、わかりません。
失敗から学んでいくしかありません。失敗は貴重な財産にもなるので、今後も失敗を恐れずに(いや、そう言っても恐れますが)視機能優先の調製をご提案していきます。

 ユーザーのみなさまには、メガネは身体に侵襲することはなく、もし失敗したとしても何度でもやり替えが可能です。
失敗を恐れないで、チャレンジしていただきたいです。 

新しいメガネを掛けることにより、見え方が変化し、調節と輻輳も変化します。直ぐに結果を求めるのではなく、徐々に慣れていただけますと幸いです。

もし、どうしてもダメな場合は浜田 清も責任を持ちますから、けっして「メガネのハマヤはダメ!」と決めつけないでください。 

メガネの小さな変化に上手に対応できるようになると、大きな変化への対応も上手になると思います。 

当店のメガネは、お客様との共同作業で調製し、お客様との共同責任になります。

近視について 43

近視度数の変化

「前と違うからダメ!」と決めつけるのもNGです。
「前のメガネでは、こんな違和感はなかったのに」と言われることもあります。
比較というのは、判断するときに役に立つこともありますが、同じ条件で比較しないと意味がありません。
年齢や環境が違ってきていますから、過去との比較は参考程度にしかなりません。
肉体も日々変化しているということです。

たとえば、各メーカーのレンズ精度などを比較検討するときは、同じフレームで同じ条件でしないと公平な比較になりません。
フレームの条件が変われば、光学性能も違ってくるからです。 
「以前、ダメだったから今もダメ!」という決めつけも良くない場合があります。
以前はダメでも、今回はOKということはよくあることですから。
それは、メガネに対する必要度、要求度、などが以前と違い、気持ちの持ち方も変化しているからです。

「遠近両用レンズ慣れづらかった」と遠近両用レンズを敬遠するかたもいますが、遠近両用レンズ日々進化していますし、眼鏡技術者の技術次第で精度が異なる商品ですからから「遠近はダメ」と決めつけないでください。 

でも以前の経験はトラウマになっていることもあるので、難しい点もあります。 

他人と比較する」決めつけもあります。
○○さんがダメだったから、自分もダメ!、主人が違和感があったのでダメ!他人と自分では同じことは絶対にありえないので、この比較も参考程度にしかなりません。

 

近視について 42

近視度数の変化

メガネにも変化はつきものです。度数の変化、レンズタイプの変化、レンズ設計の変化、フレームの変化など。
変化があるたびに、多かれ少なかれ違和感もついてきます。 
同じ度数、同じレンズで仕上げてもフレームが変われば、空間視の感覚が違ってきます。
フレームによって、そり角、前傾角、サイズなどが違ってくるからです。

レンズ、フレームも進化しているといっても、違和感がゼロになることはありません。
もし、ゼロになったとしたら人間ではなくなるかも・・・・。 

その違和感にどう向き合っていくのかが、メガネ調製成功への道しるべです。
キーワードは「決めつけない」です。

決めつけてしまえば冷静な判断ができなくなり、柔軟性が失われます。
「違和感があるメガネはダメ!」、「慣れづらいメガネはダメ!」と決めつけると、メガネの変化、裸眼との変化にまったく対応できなくなります。

メガネは見るための道具で、道具は上手に使いこなしてこそ、本来の機能を発揮することができるものです。
使いこなすには、メガネも脳で使いこなすようにするのですが、マイナス思考の決めつけは脳の機能が停滞しやすく、脳と連動している眼球の動きも鈍くなり、メガネに慣れづらくなります。

 私は、「不同視」という眼で、メガネに慣れるのに苦労した経験があります。
その経験上、決めつけたくなるお気持ちは十分わかりますが、人間の脳は優れた適応能力、修正能力も持っています。その能力を最大限発揮することができたら、違和感の問題は克服できます。

ただ、その能力は個人差も大きく、性格、環境、季節、要求によっても左右されます。(季節の変わり目や、天候不順のときは能力を発揮しづらいかたが多いような気がします) 

違和感があった場合、違和感の原因を決めつけるのもよくないです。
原因を決めつければ、そればかり気になり、気にすればするほどストレスが増してきます。
ストレスは、脳に悪影響を与えますから、益々負のスパイラルになります。
乱視」が原因にされることが多いのですが、乱視って「乱れる」という文字が入っていてイメージが悪いからでしょうね。
たしかに乱視に違和感を覚えるかたは少なくないのですが、乱視の適切な矯正は視機能、視力にとって必須のことです。 

近視について 41

近視度数の変化

人間という動物は変化を嫌います。
環境などが変化すれば、新しい環境に適応するのに相当の時間を要することもあります。
自律神経が乱れることもあるでしょう。自律神経の乱れは、いろんな不定愁訴に繋がりますから、偏頭痛や腹痛、首肩コリなどの症状が起こりやすくなります。 

人間の一生の内に大きな変化はいくつあるでしょう。
最も大きな変化は「死」なのでしょうが、その変化は意外と簡単に乗り越えられるものかも知れません。
が、わからない世界だけに死への変化は怖いですね。

他の大きな変化では、就学、就職、結婚、退職、などがあります。
大きな変化では大きな違和感を覚え、戸惑うことも多くなりますから、その変化に上手に対応していくことは難しくなります。

この変化では、乗り越えることが難しくて挫折するかたもおられます。 
でも挫折、失敗があるから人間は学んで進化するのでしょうね。

近視について 40

当店のメガネはお客様との共同作業でお作りしていきます。

共同作業で作るメガネは、「共同責任」ということになります。

「メガネ」という見るための道具は、実際に試してみないと100%のことはわかりません。(具合がいいかどうか)

近視度数は、

・見やすさ

・視機能向上

・慣れやすさ

・薄さ、軽さ

・価格

何を優先して、何を妥協していくかの選択になります。

特に、30代からの近視度数選びは近見作業のことも考慮に入れてください。

浜田 清と久美が近視度数選びのお手伝い(アドバイス)をしていきますが、最終的な判断お客様に委ねています。

一つのメガネ、一つの度数では、すべての面で満足することは困難です。

メガネも人も上手に使い分けることをおすすめします。

 

近視について 39

中度、強度近視のかたは、

PD(左右の瞳孔間距離)と適合するメガネサイズ(ウスカルフレーム)を、お選びください。
PDが広いかた用、狭いかた用を揃えています。
もちろん、標準的なPDのかた用も豊富に揃えています。

■当店のウスカルフレームは、値札にサイズごとにカラーシールを貼っています。

フレーム選びの参考にしてください。


フレームサイズ カラーシール 適合するPDの目安
60ミリ~61ミリ レッド 56ミリ~61ミリ
62ミリ~63ミリ ピンク 58ミリ~63ミリ
64ミリ~65ミリ 黄色 60ミリ~65ミリ
66ミリ~67ミリ 水色 62ミリ~67ミリ
68ミリ~69ミリ 紫色 64ミリ~69ミリ
70ミリ~71ミリ 茶色 66ミリ~71ミリ
72ミリ~73ミリ ●黒色 68ミリ~73ミリ
74ミリ~75ミリ 金色 70ミリ~75ミリ
76ミリ~77ミリ 銀色 72ミリ~77ミリ

 

近視について 38

■メガネには「48□23」、「50□22」などのサイズ表記があります。

最初の数字が、メガネの玉型サイズ(レンズ片方分の横幅)で、次の数字が鼻幅サイズ(右レンズと左レンズの間隔の幅)です。

メガネサイズとは、玉型サイズ+鼻幅サイズです。
たとえば、48□23のメガネサイズは、48ミリ+23ミリ=71ミリ このメガネのサイズは「71ミリ」になります。

メガネ選びには、お客様の瞳孔間距離(PD)とメガネサイズが適切な関係にあるのが望ましいです。
特に、度数の強いかたや、丸メガネは、適合性がとても大事です。

また「お顔の幅と、メガネの総横幅との適合性」もメガネ選びでは、大切な要素です。

メガネサイズは、浜田 清と久美が適切なアドバイスをさせていただきます。

 

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